前回の奥多摩に続いて今回は海での野営






三浦半島の某所にて。

ようやく仕事休みも通常通りに

もらえそうな雰囲気になってきました。






ドタバタと何だか忙しく落ち着かない日々が

徐々に落ち着きを取り戻してきて

気がつけばもうすぐ４月。

早いなぁ・・。






今回は花粉降り注ぐ山から離れて、

春真っ盛りの三浦半島の海へキャンプに来ました。





大根の季節から今は春キャベツですね

ここに来る道中も一面キャベツ畑が広がっておりました。

キャベツが終わると今度はスイカかな






前日まではビョービョー風が強く吹いていましたので

海っぺリだし、だいぶ覚悟してきたけど

後半、雲は多めながらも穏やかないい天気に恵まれました。

ただ、明日は雨予報。

もしかしたら雨撤収の可能性ありだな






岩場の先っちょに釣り人がひとりと

時折地元の畑やってる農家のおっちゃんや

散歩しながらなんか海で捕ってるおばちゃんが通るぐらいで

他にキャンパーもいない静かな浜






時折吹きつける風の向きを考えて

海に向かって若干斜めに幕を設営して





早速、ひとりかんぱーいで始まりました。









せっかく海へ来たのだからと

途中、鮮魚市場で食材を仕入れてきました。





今回は魚介類メインで、というかほぼそんなものしか食わなかったです。


ビールのお次はやはり





なぜか錦鯉の絵柄の日本酒で。



そして今朝〆たというマダイのかぶと





小骨なければそのまま刺身でもいけそうですが

これを豪快にぶっこんで出汁とって鍋にしたいと思います。






そんな様子を遠くから見ていたのか、

たぶん恰好から釣りをしていたと思われるおじちゃんが





「足しにしな」と、なんか貝をくれました＾＾

なんとなく遠巻きに熱い視線を感じて

目が合ったので一応挨拶すると

近くに寄ってきて「何してるの？」と聞かれた時は

何か怒られるのかと思いましたが逆でした。

鍋の中見て「それ釣ったんじゃないよね？」と

ニタニタと人好きそうな笑顔

そのあとは「どこから来た？」「釣りかい？」「何作る？」等々

質問攻めにあい、一通り聞いたら去っていきました(^^;



では鍋を火にかけましょう

ということで、

今回はこれ、






灰皿ではなく、今流行り？のバーナー





ワックスバーナーとかブッシュなんちゃらバーナーとか

呼び名が色々あるようですが、１００均で売ってる缶に

段ボール丸めて溶かした蝋を注いで作った簡易バーナーです。





なんとなく風にも強いかな・・と思い

また得意の職場で仕事している風に装いながら

仕事中にさぼって作ってきました






いやぁ、しかし山もいいですが、海もいいですね

景色を眺めてボケーッとするには最高です


海の右から左からゆっくりとコンテナ船やタンカーがすれ違い、

その上の空には羽田にアプローチする航空機が皆等間隔で

一列に並んでいるようにひっきりなしに通り過ぎて行きます。





人と物の流れ

どこから来て、どこに行くのか・・。




海鳥の群れ

ザザーッと心地よい波音


来てヨカッタ＾＾



さて、鍋の方は





いい感じになってきました。

家ならふきんやザルで濾すのがいいのかもしれませんが

キャンプですからね、豪快にそのままで、というか、めんどくさいし

もったいないのでほぐれた身を骨などのアラと一緒に

しゃぶって頂きました。

こっちの方がめんどくさいっちゃぁめんどくさいですが・・。

でもこれがまたうまい♪

身崩れしないように焼いてからでもよかったかな・・。


けっこうボソボソつまんでいたらこれだけでもお腹いっぱい


もらった貝や他の具材は夜の部へ持ち越しにしました





このバーナー、強い火力ではないですがけっこう長い時間燃え続けます

まだいけそうですが蓋して消火。なかなか使えますね






まったりと景色眺めて、音楽聴いて気持ちいい陽気


日々の激務から解放されて気分もいいので飲みが進みます











そんなんでのんびりしていると、今度はさっきとはまた別の

散歩中の近所のおじさんが話しかけてきて

ずいぶん長い時間色々とお話させていただきました。





この辺りの歴史から見どころ

ここから見える海の深さから昔の戦争の話、

この辺の方は皆さん話好きなのでしょうかね(^^;





最後に大工さんが置いていく廃材置き場を案内してくれて

薪として自由に使っていいよーと言って去って行きました。

気候がいいのでしょうか、先ほどのおじちゃんもそうですが

気さくでとてもフレンドリーな感じでした。






さて、

その後はそんなおじちゃん情報を元に自分も付近をお散歩


自分も知ってはいましたが、

陸側からは中々たどりつけない穴場の浜がいくつかあり、





そのうちのひとつに教えてもらったルートで上陸してみました


と、言っても最近知名度が上がり、けっこう訪れる人も増え

以前ほどアクセスは難しくはないようです





広くはないですが、誰もいないのでプライベートビーチ感がありますね


人が中々入れない浜では

近年、旧日本軍の戦車が浜で発見されたり

さらに夏季には素っ裸のおっさんとかが・・

あまり詳細はここでは控えますが

裸族に朽ち果てた戦車に、秘境感満載な三浦半島ですね(^^;。





海とは逆の崖側にはすでに木々が覆われて

わかりづらくなっているようですがたくさんの壕があり

戦争中、敵軍の進入に備えていたようです。


昔は不発弾だか手榴弾を海に投げて爆発させて

魚とってたなんて話もおじさんがしておりました(^^;





おじさんのおかげで、このあたりの歴史や穴場等

見ることのなかったものが見られたりと、

何とも充実したお散歩タイムとなりました。


太陽が傾き徐々に気温も下がっているのを

肌で感じるようになり





ボチボチと焚火を熾してランタンをセットし夜の準備を。

鍋にも野菜やエビ、ハマグリ等を追加して少量のしょうゆと酒を入れ

再び焚火の火にかけて鍋を完成させましょう

おっと、忘れちゃいけない、





もらった貝くんたちも・・。

しかし、こいつらくっついて離れない・・・


このまま焚火の火にかけてみたら剥がれてくれました。






出来上がった海鮮鍋をつつきながら

暮れ行く海の風景を眺め一人飲む









対岸の街灯りも徐々に増え、反対側からは回転している灯台の明かりが

空に浮かぶ雲に反射して時折チラリと映る








誰もいなくなった三浦のとある浜で

小さな焚火と夜景をみながらまったり過ごし、








誰に気兼ねなく、ひとり自由で

あぁ、いい夜だなぁ・・なんて思っていたら・・・



ん？冷たい・・。





バラバラバラと雨が降ってきました（泣

えぇ、ちょいと早いじゃぁありませんか！

それもけっこうな大粒と勢い・・。

やがて風も出てきて幕内に吹き込むようになってきましたので

ある程度かたづけてしっかり閉めて

狭い幕内で横になりながらチビチビ飲んで

ラジオ聴いていたらいつしかそのまま夢の中となりました。



翌朝も結構な勢いでまだ降っています






これじゃぁ焚火も熾せない、朝食も作れないし、何もできないなぁと、

雨の中の撤収の段取りをシュラフに潜ったまま考えて、

しばしそのままウダウダして、ラジオの天気予報聞いてから

今日は一日こんな感じっぽいので、

思い切って早めの撤収といたしました。





撤収完了後、最後に車内からパチリ



帰りに三浦の自家製パン屋さんで朝食ゲットし

コンビニでコーヒー買ってそのまま駐車場でささやかな朝食の後、

海っぺりの１３４号線で鎌倉、藤沢方面周ってゆっくり帰路へとつきました。

最後はバタバタでしたが海のソロキャンプ、満喫できました

欲を言えばもう少しあの夜景を見ながら夜の時間を

まったり過ごしたかったかな・・。





また空いている時期にでも行きたいと思います。