と言っても火が灯ったのは焚き火ではなく、
GIストーブと呼ばれているレトロなこちらのガソリンバーナー
M1950
こんな火あそび道具をまた手にしてしまいましたぁ
アメリカ軍で使われていたこれまたミリタリーなバーナーです。
コールマン設計で何社かが製造していたようで
PEAK 1やフェザーストーブ等もこの時代のバーナーの
デザインの流れをついで進化していったようです。
これはロジャース社製の物。
本体に刻印されている年代を見ると
1965年モデルのようです。
希少な外箱には箱と中身が一緒のものであれば02/66とありますので、
たぶん1966年2月製造のものではないかと推測されます。
実に50年前・・・
ほぼ自分と同じ年・・。
それも自分の手元に来た時は一度も使われたことない
いわゆるデッドストック品でした。
画像はすでに使ったあとに撮影したので煤けていますが
とても50年の年月が流れたバーナーとは思えないほどピカピカしてました。
この世に生を受けて?50年、その使命を全うすることなく箱の中で
じーっとその日を待っていたバーナー君、
ようやく君の出番がやってきた!
と言っても湯を沸かし、ヒーターを乗せて暖をとるために使っただけでしたが
眠っていた歳月を感じさせないシュゴーッという爆音を轟かせ
勢いよく活躍してくれました。
いくら未使用品とは言え、中のパッキン等の劣化はあるだろうと
新たなパッキン等も入手し交換の準備しておきましたが
試しにポンプカップに油をくれただけでそのままで点火してみるも
漏れなどの問題もなくバッチリ点いてくれました。
大丈夫そうなので交換せずしばらくそのまま使ってみたいと思います。
軍用バーナーだけあって頑丈で細部にこんな工夫が・・。
このプランジャー中になんとポンプカップやパッキン、ジェネレーターなどの
交換保守部品が入っていて、
本体サイドにはワンタッチで取り外せる
ネジ開け閉めのミニレンチが取り付けてあります。
こういうところがおもしろいなぁ・・、さすがミルスペックですね。
508Aと並べてみると
高さがありますがスリムでコンパクトです。
専用のアルミケースがないのでとりあえずプリムスのガス缶収納袋に
ヒーターと一緒に入れてあります。
このバーナーにはやっぱりこんな幕が似合うかなぁ
なんか最近まともなテントで寝てない気がする(^^ゞ・・・。
夜はすぐ脇に置いてヒーターに・・。
50年の歳月を経て箱の中の眠りから目覚めようやく火が灯ったバーナー
ようやくデビューできたね♪
君はこれからだ!失われた50年を取り戻そう!
なんてね・・。
実用的な出番は少ないかと思いますが、機会があれば
ちょこちょこ持ち出して使ってあげようかなと思います。
ちょっとうらやましい
同じような年月を生きて来た自分
悪いところは部品交換でまたピカピカ若々しくなれたらいいなぁ・・
などと思ったソロキャンプの夜でした(^^ゞ
この時のキャンプの詳しい様子はまた後日にでもUPします^^