樹海ソロキャンプ ~CAMP AKAIKE~

なつなつ(natunatusolo)

2017年07月04日 00:27

どんよりした梅雨空




雨キャンプ覚悟で深い緑の森の中へ


シットリと湿度が高く、空気が濃いような・・・

緑の匂いというか土の匂いとでも言うのか、独特な空気感。






子供のころに嗅いだカブトムシ臭に似てるかな

そうか、腐葉土だ


落ち葉が腐り、土に還っていく時の匂いという表現が

例えるなら一番合っているのかもしれない







青木が原樹海をスパッと割ったかのように真っ直ぐ伸びる国道の先

精進湖のすぐ近く、国道挟んで樹海の一部の森の中に

進んでいくとある白いゲート





そのゲートからもさらに奥へと進み

もうひとつのゲートの先に

新しくできたそのキャンプ場はありました。


CAMP AKAIKE






立派でどでかい管理棟、

ずいぶんでかいなぁと思ったら管理棟奥は体育館になっていて

キャンプ場利用者は貸し切りがなければ自由に使えるようです。





今回、自分の他にもうひと組みが遠く離れたバンガローに居るだけ

オートサイト、フリーサイトは共に自分のみのほぼ完ソロ

フリーサイトの料金で車乗り入れてオートサイトでも

どこでも使っていいですよとのウレシイお言葉

その利用料はソロ1,800円。


そしてシャワーは無料で、なおかつ薪はその辺にゴロゴロしています。





高湿度のジメジメの中での設営、薪割り。

こんな季節、利用時間制限はありますが、シャワー入り放題はうれしいです。









一応、薪置き場もあるけど所々に剪定した枝がまとめて置いてあり

ちょっと湿っているけど選び放題でした。





見渡すとあっちにもこっちにも大量の枝、丸太

ここまでの量は今まで見たことないかな






広い場内をウロウロ








直接見ませんでしたがバイクサイトなる場所もあるようです





来る途中は雨だったけど、到着時には止んでいて

そのままタイミングよく設営できました。





奥の方でポッツーンと・・。



自分の張った場所の後ろにも

焚きつけに使えそうな枝が山積みでした。









雨に備えてのひきこもりタープ泊





薪選び放題なので、雨が降り出す前に

せっかくなので、できるだけ焚火を楽しみましょう。





直火禁止で脚のある焚火台を使用してくださいとの事です

一応ピコグリルの脚の下にさらに太めの丸太を置いて嵩上げ致しました。


焚火を熾して昼食兼宴会準備開始





来る途中、近くの道の駅の農産物直売所にて





そのままかじって食せる新鮮野菜等をゲット





特産品?なのかな・・南蛮みそのしその実入りも一緒に。






葉しょうがの季節、なんか夏が来たなーと感じます。

子供の頃、夏の夕暮れ

父親が巨人戦のナイター中継見ながらビールをあおって

この葉ショウガに味噌つけてカリカリうまそうにあてにしていたのを思い出します。





子供だった自分には辛くてこんな物のどこがうまいんだなんて思っていましたが

今ではこの時期になるとビール片手に自分もカリカリしています。





あの時の父親の姿は夏を感じるシーンのひとつ。

すでにその時の父親の年齢を自分も越えているんだぁ・・としみじみ



ではでは暑気払いといきますか

豪快にショウガやキュウリになびってガブリとかじって宴の開始。

一瞬、キュウリをスティック状に切ろうかとも思いましたが、

ここはトトロのメイちゃんみたいにキュウリ丸かじりがうまい

味噌のピリッとした辛味とみずみずしいキュウリの新鮮な甘み・・


予想通り、蒸し暑いこの時期の最高なビールのつまみになりました。






お次は地酒の冷酒で







野鳥のさえずり。

時折、雲が切れて明るくなると

突然合唱がはじまる山の蝉。








セミの合唱に交じってケッケッケッとはカジカガエルかな?




自然のパワーを感じるような

圧倒的な緑の中で癒しのシャワーを浴びたような

おかげで腐りかけたおっさんが少し浄化されました






富士山の麓、樹海の森のという地域性を感じられる





熔岩。

石とか岩という感じではなく、明らかに多孔質の黒い溶岩がゴロゴロ





何度が足ひっけけて転びそうになりました。

平らで良さげなのがあったら熔岩プレートで焼き肉なんてのもいいかも


しっとり飲んだ昼の部の〆は

これまたさっぱりとうどんで。







シンプルだけど食べるもの、飲むものすべておいしく

自然の中に身を置いての 外ごはん、外飲みは幸せに溢れておりました^^


お腹も気持ちも満たされた所で少し場内を散策。

まずは場内最奥にあるキャンプ場名にもなっている赤池





現在では池の水はありません

なんとなく緑の薄い部分が以前は池だったのかな?




写ってはいませんがすぐ脇が国道の高架橋があります

ここのひとつ残念な所はこの国道の高架。

トラックなどの交通量も多く、ゴーッと常に音が聞こえます。

脇というより上を走っている感じでけっこう音がサイトに響きます。





所々に炊事場





イス、テーブルのある東屋





オートサイトの一角ですが




すぐ後ろはフリーサイトで区切りが無く、広さとかはよくわからずです。


管理棟の裏がだだっぴろい広場があり

広場の片隅に





最近、流行っているみたいですね

ポテポテおじさんには無理です(^^;





管理棟裏のトイレには



ちょっと失礼して

女性用のパウダールームなるものもありました。








国道渡った先が湖だからかな?

カヌーやカヤック等のレンタルもあるようです。


管理棟越えてさらに奥のバンガローエリア付近に





あれ?どなたか他に優雅にキャンプされていたのか、と思いきや

こういう常設サイトだそうです


ロゴスのでかいやつ




実物始めて見ましたがほんとにでかいですね


管理棟でキャンプ場のパンフもらってきました






と、こんな感じです。






かなりどんよりとはしていますが、今のところ雨らしい雨は降っていません

そしてある程度覚悟してきましたが、何故か蚊がいませんでした。

他、ブヨ、蜂などの刺しそうな虫も幸いなことに遭遇せず。

そのかわり蟻はたくさんおりました





最近ではけっこうダニが怖いですね

あまり地べた寝もしない方がいいのでしょうけど・・。

そう考えるとハンモックとかがいいのかな

夏は涼し気だし・・。





今度トライしてみようかな・・。



夕方になり

徐々にあたりに霧が立ち込めてきました。




おぉ、何だかちょっと幻想的になってきたじゃありませんかぁ

よし、飲も!(笑)

霧をきっかけに夜の部へ突入となりました。





ひさしぶりの出番、プチかまどくん。

今宵は高級?焼肉でもしようかと黒船さんと共にお連れしました。





でも、その前に





納豆コネコネします。

そう、油揚げ開いて納豆巾着、





豪華チーズ入りだよ





表面パリッと焼きましょう




ちょっとだけ醤油たらして

外パリッと中ねばっと

こういうつまみがいいねぇ









クリーンカンティーンのインスレートのグロウラーに

あらかじめ焼酎と炭酸を割って入れて持ってきたので

カップにロックアイス、そこにレモン絞ってさっぱりといただきました





ラジオを聞きながら焚火をつつきゆっくり飲む。


ついこの間、あけましておめでとうーなんて言ってたきがするのに

もう7月。

一年の半分は過ぎちゃったんだね





じきに梅雨が明けて本格的な夏が来る

毎年の事ですが、ぼちぼちソロキャンプも夏休みかな・・




おーし、肉だ肉だ!ヒャッホー!


という勢いの割にはそんなに食えませんが





でも、こうやってジュージュー焼いて

熱々のやらかい肉をほおばる、うまい、

これまたなんとも幸せであります。





豆腐のステーキなんてのもありますが

肉でお腹一杯

これは明日の朝食にしましょう



食後もしばしまったりと焚火を。

薪の心配なく、心置きなく焚火をできます。

心配は雨ですね。この後も大丈夫かな?





ラジオの深夜放送を聞きながら

深い森の中でのソロキャンプの夜は更けて行きました。











翌朝




夜中、何度か目が覚めました

やっぱり高架を走るトラックの音だと思いますが

その音が遠雷のゴロゴロ音に聞こえて

雷雨になるか?と気になり何度か起きてしまいました。





でもトータルの睡眠時間としてはけっこう寝たかな

目覚めは悪くありません。

結局夜中も雨はパラついたぐらいでほとんど降らずに済みました


顔を洗いに炊事場に行ったついでに散歩して

朝ごはん。





昨夜食べなかった豆腐ステーキに

納豆巾着であまった納豆をごはんにのせて





後はインスタントの味噌汁と食後にコーヒー





朝から元気にもりもり食べられました。


なんとなく雲行きが怪しいかな、と思いつつも

特に焦ることなくのんびりおかたづけ





道具は焚火台以外全部撤収完了して、

最後に薪を燃やし切って残った灰をアーモボックスに入れたところで

バラバラバラと大粒の雨。

セーフ!

でも結局、長くは降り続けませんでしたがタープ他道具を濡らすことなく

撤収完了。






帰りに向かいの精進湖をぶらっと一周


おーい、富士山~!

せっかく近くまで来たのに、最後までその姿は

裾の一部さえも拝む事はできませんでした。


梅雨空の日々はまだ少し続くかな





今度は晴れた日に、ぜひ。






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